区の北東部を流れる隅田川は、昭和39年までは荒川と呼ばれ、これが区名にも採用されました。隅田川というのはこの荒川下流部(白鬚橋あたりから)の呼び名だったのです。
現在の河川法の施行後、荒川放水路を荒川とし、荒川放水路との分岐点となる岩淵水門(北区)から下流を隅田川としたのです。沿岸にはサクラソウやレンゲの花が咲き乱れ、庶民の憩いの場として親しまれてきました。
近年は、水運が陸路に代わり、さらに洪水を防ぐための壁のようなコンクリートの護岸堤防が川の存在を隠してしまったため、人々の生活は、しだいに川と縁遠くなってしまいました。そこで現在、人々と隅田川との豊かな関係を回復するため、スーパー堤防の整備や水辺と調和した環境整備などが進められています。
荒川自然公園は、東京都下水道局三河島水再生センターの施設の上を覆蓋して、その上に公園を造成した都内でも珍しい公園。春には桜などの花が咲き、野球場・テニスコート、交通園などの施設のほか、野外彫刻や荒川区の形をした大きな池などもあります。
このほか、区内には滝で水遊びができる天王公園や、シダレザクラの咲く尾久の原公園など、数多くの個性あふれる公園があります。
「荒川区の顔」となっている都電の沿線にはバラの植栽が行われ、花の時期にはおよそ1万2000本のバラが咲き乱れます。区民参加のバラのサポーターにより手入れがなされています。